関西馬贔屓による中央競馬記録 ~関西馬対関東馬~

予想は一切ありません 中学生の頃から関西馬を応援してきた競馬ファンの視点で、中央競馬の記録を残していきます。

第55回報知杯フィリーズレビュー(G2)は『関西馬16頭』対『関東馬2頭』の18頭立て

2021年中央競馬1月開催分【人気と着順・相関データ】エクセルファイル集

フィリーズレビュー(G2)1984年以降の関西馬関東馬

1984グレード制施行後から昨2020年まで、
関西馬関東馬それぞれの勝ち鞍数は、

  関西馬 関東馬 地方馬
勝利 28* 9 1

*同着勝利を複数カウント。
※数字は全て手元調べで、以下同じ。

と、
関西馬がリード中。

でもこのレース、
開設された当初から80年代一杯まで、
関東馬がよく勝ってた・・・勝ちまくってた印象。

1989年までの23回のレースで、
関東馬は実に16勝。

5連勝あり、
3連勝あり、
そして7連勝。

ここを勝って桜花賞をも制覇した関東馬は、
タマミ(1970年)
ニットウチドリ(1973年)
あの伝説的名牝、テスコガビー(1975年)
ブロケード(1981年)
そして84年以降は下記の表から、
エルプス
メジロラモーヌ

このレースを負けて、桜花賞を制覇した関東馬も、昔はいた。
ナスノカオリ(1971年)
リーゼングロス(1982年)

東西を問わず、
実力馬の桜花賞への最重要ステップレースだった。

しかし、
1986年の三冠牝馬メジロラモーヌ以降、
このレースをステップにして関東馬桜花賞を制覇した例は、無い。

どころか、
メジロラモーヌ桜花賞を勝った1986年以降、
関東馬は17年間桜花賞関西馬に譲り続けて、
昨年までの34回の桜花賞で、5勝しかしていない。

1990年以降は、
桜花賞へのステップレースとして、
このレースはほぼ関西馬の独断場。

中央競馬が『西高東低』時代に転じた背景を、
リアルにそのまま表している典型レース。

その間、
チューリップ賞の台頭、
ステップ戦そのものの多様化など、
このレースの桜花賞へのトライアルとしての価値は、大きく変化して、
今はもうその昔のものではなくなった。

それでも、
関西馬の中からは時に、メイショウマンボ、のような馬も出現する。

今年のメンツの中には、
桜花賞で人気になるような馬は、やっぱり見当たらないけど?
さて?

明日行われる、
第55回報知杯フィリーズレビュー(G2)は、
関西馬16頭』対『関東馬2頭』の18頭立て。

2頭の関東馬は・・・
定評だからこそ、3着内、と考えたら、
馬券検討には抑えておいた方が良いかも・・・?

ただ、
関西馬贔屓にとっては、
関西馬が上位を独占して当然・・・と見たい。

今年は、
ここから【G1】を展望できそうな馬は・・・
どう捻っても、今のところは見えてこないが・・・?


1984年以降の『報知杯フィリーズレビュー』における『関西馬』対『関東馬

※データは全て手元調べで公式なものではありません※

『※勝利比率』は関西馬関東馬が共に出走したレース数に対する数字
『※2着内比率』『※3着内比率』も同様

G2 阪神競馬場 芝1400M
1984年のグレード制施行後から昨年まで37レース開催
  関西馬 関東馬 地方馬
出走頭数 468 105 12
出走数比率 80.0% 17.9% 2.1%
勝利 28 9 1
全勝利比率 73.7% 23.7% 2.6%
※勝利比率 73.0% 24.3% 2.7%
勝率 5.98% 8.57% 8.33%
単勝
回収率
66.6% ※46.4% 29.2%
2着 27 9  
全2着内比率 74.3% 24.3% 1.4%
※2着内比率 73.6% 25.0% 1.4%
連対率 11.75% 17.14% 8.33%
3着 33 4  
全3着内比率 79.3% 19.8% 0.9%
※3着内比率 78.7% 20.4% 0.9%
複勝 18.80% 20.95% 8.33%
複勝
回収率
※83.3% ※51.8% 15.0%

1984、85年の配当額が不明の為参考記録です。

年度別結果

頭数 出走馬所属先 勝馬 所属
関西馬 関東馬 地方馬 性齢 時計 勝馬 2着 3着
54回 20 18 14 4   エーポス 牝3 1:21.0 西 西 西
53回 19 18 15 3   ノーワン
プールヴィル
牝3 1:22.0 西
西
西 西
52回 18 18 13 4 1 リバティハイツ 牝3 1:21.5 西 西 西
51回 17 18 15 3   ラクレナイ 牝3 1:21.0 西 西 西
50回 16 18 14 4   ソルヴェイグ 牝3 1:22.1 西 西 西
49回 15 18 17 1   クイーンズリング 牝3 1:22.5 西 西 西
48回 14 16 14 2   ベルカント 牝3 1:22.3 西 西
47回 13 16 12 4   メイショウマンボ 牝3 1:22.1 西 西
46回 12 16 13 3   アイムユアーズ 牝3 1:22.8 西
45回 11 16 9 7   フレンチカクタス 牝3 1:22.3 西
44回 10 16 13 2 1 サウンドバリアー 牝3 1:22.8 西 西 西
43回 09 16 15 1   ワンカラット 牝3 1:22.4 西 西 西
42回 08 16 16     マイネレーツェル 牝3 1:22.5 西 西 西
41回 07 16 15 1   アストンマーチャン 牝3 1:21.8 西 西 西
40回 06 16 14 1 1 ダイワパッション 牝3 1:23.1 西 西
39回 05 15 13 2   ラインクラフト 牝3 1:21.2 西 西 西
38回 04 16 11 3 2 ムーヴオブサンデー 牝3 1:21.3 西 西 西
37回 03 16 12 4   ヤマカツリリー 牝3 1:22.7 西 西 西
36回 02 16 13 2 1 サクセスビューティ 牝3 1:21.6 西 西 西
35回 01 14 13 1   ローズバド 牝3 1:21.7 西 西
34回 00 16 13 2 1 サイコーキララ 牝3 1:23.0 西 西 西
33回 99 16 12 4   フサイチエアデール 牝3 1:23.0 西 西
32回 98 16 10 5 1 マックスキャンドゥ 牝3 1:22.4 西 西
31回 97 16 11 3 2 キョウエイマーチ 牝3 1:21.4 西 西 西
30回 96 13 10 2 1 リトルオードリー 牝3 1:21.9 西 西
29回 95 16 12 3 1 ライデンリーダー 牝3 1:21.8 笠松 西 西
28回 94 14 12 2   ゴールデンジャック 牝3 1:10.4 西 西
27回 93 16 14 2   ヤマヒサローレル 牝3 1:24.0 西 西 西
26回 92 16 15 1   ディスコホール 牝3 1:24.3 西 西 西
25回 91 11 9 2   イソノルーブル 牝3 1:09.8 西 西 西
24回 90 16 12 4   エイシンサニー 牝3 1:23.9 西 西
23回 89 12 10 2   コクサイリーベ 牝3 1:22.8 西 西
22回 88 16 12 4   スカーレットリボン 牝3 1:22.8 西
21回 87 14 11 3   コーセイ 牝3 1:24.5 西 西
20回 86 17 12 5   メジロラモーヌ 牝3 1:23.9 西
19回 85 16 11 5   エルプス 牝3 1:23.7 西
18回 84 15 11 4   ダイナシュガー 牝3 1:24.0 西 西

 

名称 2000年まで 報知杯4歳牝馬特別
2001年から現行
競馬場・コース 1991年、94年 中京競馬場芝1200M
1995年 京都競馬場芝1400M
格付け 2007年~2009年のみ『Jpn2』