1984年～2020年『ダイヤモンドステークス』の関西馬対関東馬

◆ダイヤモンドステークス（G3）1984年からの関西馬対関東馬◆

1984年のグレード制施行後から昨2020年まで、

	関西馬	関東馬
勝利	19	18

と、
場所は東京にして、東西ほぼ互角。

1984年以降・・・

と限定すれば、
このレースのように、
関西馬が関東の東京、中山で行われる重賞で、
関東馬と互角かそれ以上の『勝利数』を誇るのは、
『G1』のダービーやオークス、ジャパンカップから、結構たくさん思いつく。

一方・・・

関東馬が関西の京都、阪神で行われる重賞で、
関西馬に対して互角かそれ以上の『勝利数』を残しているのは、
近年、開催場所を阪神に移した朝日杯FS（G1）ですら、及ばず、
恐らく、暮れの阪神で行われる、『阪神カップ』（G2）・・・
しかすぐには思い浮かばない。

ダイヤモンドステークスの、
1984年から昨2020年までの、
関西馬対関東馬の記録は、下記の表の通り。

84年から90年までの7回のレースには、
関西馬が出走していない。（※手元調べ。）

その7回を除くと・・・
出走馬の総計は全くの五分となって、
この30回（年）で関西馬は19勝、関東馬が11勝、
ということになる。

また、
その7回を除く、過去30年、
地元?関東馬は
3着内（馬券圏内）を独占したことが、ない・・・

対して、
遠征の関西馬は、計5回、ある。

・・・といっても、
その最後は、2004年で、16年間遠ざかってはいるのだが・・・

なんだかんだ、
四半世紀を超えて続く中央競馬の『西高東低』時代。

ダイヤモンドステークスは、それを物語るレースの一つ。

しかしながら、
この10年の勝利数に限ると、

関西馬、3勝・・・
関東馬、7勝。

と、関東馬が圧倒。

もう一つ目立つのが、
関東馬の単勝回収率の異常な高さ。

昨年の16番人気馬の勝利をはじめ、
過去10番人気以下の馬の勝利3回は、全て関東馬。

波乱を演じる、としたら関東馬。。。

今年もそんな馬が出現するのか・・・?

さて、
今年の出走馬は、『関西馬9頭』対『関東馬7頭』の16頭立て。

川田将雅騎手、C.ルメール騎手が騎乗する上位人気必死の2頭は共に関東馬。

関西馬に頑張って欲しいが・・・

今年、大躍進の1年になるかもしれない?横山武史騎手は、
このレースも侮れそうにない・・・これも関東馬。

石橋脩騎手の良血馬も怖い・・・これも関東馬か。

関西馬贔屓としては、
騎乗数は激減していても、なんとなく結果が上向き加減に思える?
M.デムーロ騎手に期待したいが・・・
ステークスウイナーとはいえ、9歳馬か。。。


■1984年グレード制施行後『ダイヤモンドステークス』における『関西馬』対『関東馬』

※データは全て手元調べで公式なものではありません※

『※勝利比率』は関西馬と関東馬が共に出走したレース数に対する数字
『※2着内比率』『※3着内比率』も同様

G3 東京競馬場　芝3400M 1984年から昨年まで37レース開催
	関西馬	関東馬
出走頭数	206	271
出走数比率	43.2%	56.8%
勝利	19	18
全勝利比率	51.4%	48.6%
※勝利比率	63.3%	36.7%
勝率	9.22%	6.64%
単勝 回収率	60.6%	235.9%
2着	16	21
全2着内比率	47.3%	52.7%
※2着内比率	58.3%	41.7%
連対率	16.99%	14.39%
3着	20	17
全3着内比率	49.5%	50.5%
※3着内比率	61.1%	38.9%
複勝率	26.70%	20.66%
複勝 回収率	91.4%	92.1%

年度別結果

回	年	頭数	出走馬所属先		勝馬			所属
			関西馬	関東馬	馬	性齢	時計	勝馬	2着	3着
70回	20	16	10	6	ミライヘノツバサ	牡7	3:31.2	東	西	東
69回	19	10	6	4	ユーキャンスマイル	牡4	3:31.5	西	東	西
68回	18	14	6	8	フェイムゲーム	セ8	3:31.6	東	西	東
67回	17	15	7	8	アルバート	牡6	3:35.2	東	西	西
66回	16	16	6	10	トゥインクル	牡5	3:37.8	西	東	西
65回	15	16	9	7	フェイムゲーム	牡5	3:31.9	東	西	東
64回	14	11	6	5	フェイムゲーム	牡4	3:30.2	東	東	西
63回	13	16	8	8	アドマイヤラクティ	牡5	3:31.9	西	東	西
62回	12	16	8	8	ケイアイドウソジン	牡6	3:36.8	東	西	西
61回	11	16	9	7	コスモメドウ	牡4	3:31.9	東	東	西
60回	10	15	11	4	フォゲッタブル	牡4	3:32.6	西	東	西
59回	09	16	8	8	モンテクリスエス	牡4	3:29.4	西	東	東
58回	08	14	5	9	アドマイヤモナーク	牡7	3:33.6	西	東	東
57回	07	15	7	8	トウカイトリック	牡5	3:30.6	西	西	東
56回	06	15	6	9	マッキーマックス	牡6	3:30.3	西	東	西
55回	05	14	5	9	ウイングランツ	牡5	3:33.5	東	東	西
54回	04	11	7	4	ナムラサンクス	牡5	3:31.9	西	西	西
53回	03	13	5	8	イングランディーレ	牡4	3:23.7	東	東	西
52回	02	13	6	7	キングザファクト	牡5	3:19.8	西	東	西
51回	01	10	4	6	イブキヤマノオー	牡6	3:18.0	西	東	西
50回	00	14	8	6	ユーセイトップラン	牡7	3:17.5	西	西	西
49回	99	13	7	6	タマモイナズマ	牡5	3:19.7	西	西	西
48回	98	16	8	8	ユーセイトップラン	牡5	3:17.6	西	西	東
47回	97	16	11	5	ユーセンショウ	牡5	3:18.4	西	西	西
46回	96	11	5	6	ユーセンショウ	牡4	3:18.4	西	西	東
45回	95	11	6	5	エアダブリン	牡4	3:17.8	西	西	東
44回	94	13	7	6	センゴクシルバー	牡5	3:19.7	東	西	西
43回	93	14	6	8	マチカネタンホイザ	牡4	3:16.8	西	東	東
42回	92	15	7	8	ミスターシクレノン	牡7	3:18.5	西	西	西
41回	91	7	2	5	ノースシャトル	セ7	3:22.3	東	西	西
40回	90	11		11	スルーオダイナ	牡6	3:20.1	東	東	東
39回	89	9		9	スルーオダイナ	牡5	3:21.9	東	東	東
38回	88	8		8	ダイナブリーズ	牝5	3:23.1	東	東	東
37回	87	7		7	ドルサスポート	牡4	3:25.0	東	東	東
36回	86	11		11	トレードマーク	牡4	3:23.5	東	東	東
35回	85	11		11	ホッカイペガサス	牡4	3:25.5	東	東	東
34回	84	8		8	ダイセキテイ	牡5	3:21.8	東	東	東

競馬場	1984年～86年、2003年中山競馬場
コース	1984年～2003年、芝3200M
グレード	2007、08年のみ『Jpn3』