関西馬贔屓による中央競馬記録 ~関西馬対関東馬~

予想は一切ありません 中学生の頃から関西馬を応援してきた競馬ファンの視点で、中央競馬の記録を残していきます。

第72回朝日杯フューチュリティステークス(G1)は伏兵7番人気の関西馬グレナディアガーズがレコード勝ち

本日の『朝日杯フューチュリティステークス(G1)』は、
関西馬14頭対関東馬2頭の構図で、
7番人気の関西馬
グレナディアガーズ(牡2歳 栗東中内田充正厩舎)が、レコード勝ち。

関西馬が3着内を独占。
これは5年振りで、
90年頃?レースの性格が変わり、
東西の牡馬のチャンピオン決定戦となり関西馬も出走するようになってから、
通算4回目。

同じ期間関東馬の3着内独占も4回。
(※共に手元調べ。)

レースは、
着差もそれ程なく、
上位がなだれ込んで決着したレコードタイムは、
勝馬と上位馬の能力の高さを示していても、
勝馬の抜きんでた能力は、表してなかった。

グレナディアガーズ。
父は無敗の王者Frankel。
母もアメリカでスプリントG1の勝馬

素晴らしい血統馬で、
クラシックを展望する・・・というタイプではなさそうだけど、
マイル戦線では活躍を期待してよさそう。

先般引退が発表された、
このレースの2年前の勝馬アドマイヤマーズとイメージが近いか。

今日のところはまだそんなスケールの大きさは感じなかったけど、
成長を楽しみにしたい。。。

この『G1』は、
開催場所が阪神に移転されて7年目。

この7年間でこのレースからクラシックを賑わした馬は・・・
昨年の勝馬サリオス(牡3歳 美浦堀宣行厩舎)だけ。

・・・ダノンプレミアム(牡5歳 栗東中内田充正厩舎)は、
勝ち負けには至っていなかった。

その昔、
80年代から90年代にかけては、
このレースは間違いなくクラシックへの登竜門だった。

でも、
阪神で暮れの2歳ステークスが距離2000Mになって以降、
関西のクラシックを展望する大物達が中山の『G1』を目指さなくなって、
レースの性格が大いに変貌。

その傾向は、阪神に移転しても、結局は変わらない。

阪神に場所が代わって、
西のクラシックを目指す大物達がこぞって参戦するかと思いきや、
ホープフルステークスの存在も大きいに違いないけど、
もはやマイル戦はあくまでもマイル路線を目指す馬達の頂上決戦、
にその価値が落ち着いたのかも。

それはそれで致し方ないこと。

でも、
今年の出走馬16頭には1頭、
是非クラシックを展望して欲しい馬が。。。

2着に追い込んだステラヴェローチェ(牡2歳 栗東須貝尚介厩舎)。

キャリア3戦、今日も含めて全てマイル戦・・・
ってところをみると、
陣営はマイル路線を展望してそう・・・

母の半兄はこのレースの勝馬ゴスホークケン
母も短いところしか走ってない・・・
っていう血統構成がそうさせるのかもしれない。

でも、
父と母父の組み合わせ、だけをみれば、
3歳春ならクラシックを目指しても面白いと思うのだけど。。。

決め手(脚)もあるし、
レース振りも素直そう。

このレースから昨年のサリオス同様に『春のクラシック』を賑わし、
そして、
久しぶりに、
クラシックを勝つ馬になってもおかしくない。。。

とは、期待が過ぎるか。。。

それも今の内の楽しみ。。。


1984グレード制施行後『朝日杯フューチュリティステークス』における『関西馬』対『関東馬

※データは全て手元調べで公式なものではありません※

『※勝利比率』は関西馬関東馬が共に出走したレース数に対する数字
『※2着内比率』『※3着内比率』も同様
年齢表記は満年齢で統一

G1 阪神競馬場 芝外1600M 1984年以降今年2020年まで37レース開催
  関西馬 関東馬 地方馬
出走頭数 292 231 4
出走数比率 55.4% 43.8% 0.8%
勝利 20 17  
全勝利比率 54.1% 45.9%  
※勝利比率 62.5% 37.5%  
勝率 6.85% 7.36%  
単勝
回収率
59.2% 50.0%  
2着 19 17 1
全2着内比率 52.7% 45.9% 1.4%
※2着内比率 60.9% 37.5% 1.6%
連対率 13.36% 14.72% 25.00%
3着 16 20 1
全3着内比率 49.6% 48.6% 1.8%
※3着内比率 57.3% 40.6% 2.1%
複勝 18.84% 23.38% 50.00%
複勝
回収率
60.3% 55.1% 90.0%

 

年度別結果

頭数 出走馬所属先 勝馬 所属
関西馬 関東馬 地方馬 性齢 時計 勝馬 2着 3着
72回 20 16 14 2   グレナディアガーズ 牡2 R1:32.3 西 西 西
71回 19 16 14 2   サリオス 牡2 1:33.0 西 西
70回 18 15 11 4   アドマイヤマーズ 牝2 1:33.9 西 西
69回 17 16 12 4   ダノンプレミアム 牡2 1:33.3 西 西
68回 16 18 15 3   サトノアレス 牡2 1:35.4 西 西
67回 15 16 12 4   リオンディーズ 牡2 1:34.4 西 西 西
66回 14 18 13 5   ダノンプラチナ 牡2 1:35.9 西 西
65回 13 16 8 7 1 アジアエクスプレス 牡2 1:34.7 西
64回 12 16 9 7   ロゴタイプ 牡2 1:33.4
63回 11 16 13 3   アルフレード 牡2 1:33.4
62回 10 16 12 4   グランプリボス 牡2 1:33.9 西 西
61回 09 16 9 7   ローズキングダム 牡2 1:34.0 西 西 西
60回 08 16 9 7   セイウンワンダー 牡2 1:35.1 西
59回 07 16 10 6   ゴスホークケン 牡2 1:33.5 西 西
58回 06 15 8 7   ドリームジャーニー 牡2 1:34.4 西 西 西
57回 05 14 9 5   フサイチリシャール 牡2 1:33.7 西 西
56回 04 16 9 7   マイネルレコルト 牡2 1:33.42 西
55回 03 16 7 8 1 コスモサンビーム 牡2 1:33.7 西 西
54回 02 15 6 9   エイシンチャンプ 牡2 1:33.5 西 西
53回 01 16 11 5   アドマイヤドン 牡2 1:33.8 西 西
52回 00 16 10 5 1 メジロベイリー 牡2 1:34.5 西 西 岩手
51回 99 16 8 7 1 エイシンプレストン 牡2 1:34.7 西 笠松 西
50回 98 14 10 4   アドマイヤコジーン 牡2 1:35.3 西 西
49回 97 15 7 8   グラスワンダー 牡2 1:33.6 西
48回 96 16 8 8   マイネルマックス 牡2 1:36.3 西 西
47回 95 12 10 2   バブルガムフェロー 牡2 1:34.2 西 西
46回 94 10 7 3   フジキセキ 牡2 1:34.7 西 西
45回 93 14 7 7   ナリタブライアン 牡2 1:34.4 西 西
44回 92 12 8 4   エルウェーウィン 牡2 1:35.5 西 西
43回 91 8 3 5   ミホノブルボン 牡2 1:34.5 西 西
42回 90 13 1 12   リンドシェーバー 牡2 1:34.0
41回 89 15 2 13   アイネスフウジン 牡2 1:34.4
40回 88 9   9   サクラホクトオー 牡2 1:35.5
39回 87 6   6   サクラチヨノオー 牡2 1:35.6
38回 86 9   9   メリーナイス 牡2 1:35.6
37回 85 12   12   ダイシンフブキ 牡2 1:35.4
36回 84 11   11   スクラムダイナ 牡2 1:35.0

※年齢表記は満年齢で統一
※2013年第65回まで中山競馬場開催