関西馬贔屓による中央競馬記録 ~関西馬対関東馬~

予想は一切ありません 中学生の頃から関西馬を応援してきた競馬ファンの視点で、中央競馬の記録を残していきます。

2020年の天皇賞・秋は関西馬5頭対関東馬7頭

天皇賞・秋(G1)の枠順が発表された。

連覇、そして史上最多のG1『8勝』に挑む女王、

アーモンドアイ(牝5歳 美浦国枝栄厩舎)は7枠9番。


12頭立て、馬場も普通に良馬場が見込めそうで?

メンバー的にも枠順が勝負を左右するとは思えず、今回はまさに『力勝負』の最高の舞台。


7頭の『G1』ホースに、東京巧者、12頭は素晴らしいメンバーだけど、

冷静に見て、アーモンドアイの能力はその中でも、抜きんでているのは間違いない。

そんな女王を負かす馬がいるか・・・関西馬贔屓の期待はもちろんその一点。。。


牝馬の時代・・・とりわけ今年は『牝馬の年』


先週の菊花賞まで今年、JRAの平地『G1』レースは15レースが終了。

そのうち、3歳戦とヴィクトリアマイルを除く、

牡馬と牝馬が争う古馬『G1』7レースの勝ち鞍数で、

牡馬2勝に対して、牝馬は『5勝』と圧倒。

おまけに、3歳馬には史上初、無敗の三冠馬が出現。


その視点ではアーモンドアイこそ、その『象徴』『アイコン』。

今年の天皇賞・秋勝馬にこそ相応しく思えてくる・・・


しかし関西馬贔屓としては、

よもやの敗戦と思えた安田記念と同様な結果を妄想すると、

やはりクロノジェネシス(牝4歳 栗東斎藤崇史厩舎)か。。。


そして、

出走する限り期待し続けるカデナ(牡6歳 中竹和也厩舎)。

もしかすると人気は最低。。。

今回の鞍上は初騎乗、田辺裕信騎手。

関東の腕利き、これは頼もしい限り。一発大駆けを。。。


もう一頭、

ジリ脚がじれったいダノンプレミアム(牡5歳 栗東中内田充正厩舎)。

いきなり競馬振りが変わる筈もなけいども、

今回はちょっと違った一面を、懲りずに期待したい。。。


さて、今年は12頭立てで、『関西馬』5頭、対『関東馬』7頭。


近年、『G1』レースで関西馬関東馬に出大きく勝ち越しているのは、

その『質』のみならず出走馬の『量の差』にある、ともいえる

この天皇賞・秋はその視点では、少し様相が違うレースではあるが・・・


天皇賞・秋において、関東馬の出走が関西馬を上回るのは、

その間、東西同数、という年が2回あったが、

『1999年以来21年振り』(※手元調べ)で、

グレード制が施行された1984年から数えると、37年で9回目。(※手元調べ)


その9回の勝馬は、

関西馬が4頭、関東馬が5頭。。。(下記表を参照 ※手元調べ)


グレード制が敷かれた当時は今とは真逆で、

関東馬が出走数、結果において関西馬を圧倒していたのは周知の通り・・・


1985年は、そう、大本命シンボリルドルフが『七冠』をかけて出走し、

13番人気ギャロップダイナの大駆けに屈したっけ・・・

そんな馬が今年いるのか・・・


競馬は想うと尽きない。。。


近年関西馬の優位が続いている中央競馬にあって、下記の通り、

全般的に関西馬関東馬の結果が拮抗、

細かく見ると、勝率や連対、複勝率では関東馬が上回るのが国内屈指の伝統を誇るこのレース。


チャンピオン路線の東西実力馬達がここを目指して覇を競うからこそ、

レースの格式の高さを保ち、

『トップオブザトップ』だからこそ、東西で拮抗しているのだとも思う。

日本で最も価値の高いレース、といつの頃からかずっと思ってきた。


今年、アーモンドアイの『G1』最多の8勝目を許すと・・・

あるいは他の関東の実力馬に勝たれると、

関西馬は3年連続して勝てない・・・

藤沢厩舎の2頭で3連覇した2002年~2004年以来・・・嫌やね・・・(笑)


アーモンドアイは日本競馬史上最も強い馬かもしれない・・・

そんな馬相手だからこそ、最高の価値ある舞台で関西馬の好走を観たい。。。


1984グレード制施行後『天皇賞・秋』における『関西馬』対『関東馬

※データは全て手元調べで公式なものではありません※

G1 東京競馬場 芝2000M 1984年以降昨年2019年まで36レース開催
  関西馬 関東馬 地方馬
出走頭数 331 253 3
出走数比率 56.4% 43.1% 0.5%
勝利 19 17  
勝利比率 52.8% 47.2%  
勝率 5.74% 6.72%  
2着 19 17  
2着内比率 52.8% 47.2%  
連対率 11.48% 13.44%  
3着 22 15  
3着内比率 55.0% 45.0%  
複勝 18.13% 19.37%  

※3着同着有(1984年ウインザーノット(関東馬)、ニホンピロウイナー関西馬))

年度別結果

頭数 出走馬所属先 勝馬 所属
関西馬 関東馬 地方馬 性齢 時計 勝馬 2着 3着
160回 19 16 11 5   アーモンドアイ 牝4 1:56.2 西
158回 18 12 9 3   レイデオロ 牡4 1:56.8 西 西
156回 17 18 12 6   キタサンブラック 牡5 2:08.3 西 西
154回 16 15 10 5   モーリス 牡5 1:59.3 西 西
152回 15 18 12 6   ラブリーデイ 牡5 1:58.4 西 西
150回 14 18 11 7   スピルバーグ 牡5 1:59.7 西
148回 13 17 11 6   ジャスタウェイ 牡4 1:57.5 西 西 西
146回 12 18 9 9   エイシンフラッシュ 牡5 1:57.3 西 西
144回 11 18 12 6   トーセンジョーダン 牡5 1:56.1 西
142回 10 18 9 9   ブエナビスタ 牝4 1:58.2 西 西
140回 09 18 12 5 1 カンパニー 牡8 1:57.2 西 西
138回 08 17 14 3   ウォッカ 牝4 1:57.2 西 西 西
136回 07 16 10 5 1 メイショウサムソン 牡4 1:58.4 西 西 西
134回 06 16 11 4 1 ダイワメジャー 牡5 1:58.8 西 西
132回 05 18 10 8   ヘヴンリーロマンス 牝5 2:00.1 西
130回 04 17 9 8   ゼンノロブロイ 牡4 1:58.9 西
128回 03 18 10 8   シンボリクリスエス 牡4 1:58.0 西 西
126回 02 18 13 5   シンボリクリスエス 牡3 1:58.5 西 西
124回 01 13 8 5   アグネスデジタル 牡4 2:02.0 西 西 西
122回 00 16 12 4   テイエムオペラオー 牡4 1:59.9 西 西 西
120回 99 17 8 9   スペシャルウィーク 牡4 1:58.0 西 西
118回 98 12 8 4   オフサイドトラップ 牡7 1:59.3 西 西
116回 97 16 8 8   エアグルーヴ 牝4 1:59.0 西
114回 96 17 9 8   バブルガムフェロー 牡3 1:58.7 西
112回 95 17 8 9   サクラチトセオー 牡5 1:58.8
110回 94 13 9 4   ネーハイシーザー 牡4 1:58.6 西
108回 93 17 9 8   ヤマニンゼファー 牡5 1:58.9 西
106回 92 18 13 5   レッツゴーターキン 牡5 1:58.6 西 西 西
104回 91 18 13 5   プレクラスニー 牡4 2:03.9 西
102回 90 18 8 10   ヤエノムテキ 牡5 1:58.2 西 西
100回 89 14 6 8   スーパークリーク 牡4 1:59.1 西 西
98回 88 13 3 10   タマモクロス 牡4 1:58.8 西 西
96回 87 14 1 13   ニッポーテイオー 牡4 1:59.7
94回 86 16 4 12   サクラユタカオー 牡4 1:58.3
92回 85 17 5 12   ギャロップダイナ 牡5 1:58.7 東・西
90回 84 15 4 11   ミスターシービー 牡4 1:59.3 西

※年齢表記は満年齢で統一
※2002年のみ中山競馬場で開催